お盆に荷縄そば(になわそば)という風習があることをご存知ですか?
お盆では、キュウリやナスに箸や楊枝を挿して「精霊馬」を作る風習があることは、皆さんもご存知のことでしょう。キュウリが馬、ナスが牛を表していて、ご先祖様がこれに乗ってあの世とこの世の間を渡ると考えられています。
地域によっては、「荷縄そば」(荷縄うどん)としてそばやうどんを一緒に供えます。これは、ご先祖様が運ぶ荷物に絡げる縄を表すものとされ、写真のように精霊馬に掛けたり、盆棚の飾り縄にしたりします。一般にはそばが使われることが多いようですが、群馬県内ではうどんが使われることも多いようです。
参考:新島繁『蕎麦の事典』(講談社学術文庫)
皆さんも、お盆にご先祖様を偲びながら、荷縄そばを供えてみてはいかがでしょうか。
叶屋食品では、半生タイプのふる里水沢うどんや田舎そばを販売しています。常温で日持ちするので、お供え物としてお使いいただくにはぴったりです。